タカラバイオグループは、「遺伝子治療などの革新的なバイオ技術の開発を通じて、人々の健康に貢献します」という経営理念のもと、独自の基盤技術開発を進めながら、ライフサイエンス分野の研究や産業を支援する事業を世界中に展開しています。

 

 当社は、2026年2月に実施された宝ホールディングス株式会社による当社株式の公開買付けを経て、2026年6月より同社の完全子会社となりました。これにより、宝ホールディングスと密に連携することが可能となり、今後、新規事業の創出や業務の効率化などに連携して取り組み、さらなる成長につなげていきたいと考えています。
 

 現在の当社を取り巻く事業環境は、世界的にライフサイエンス研究市場が低迷し、厳しい状況が続いています。この影響を受けて当社収益が悪化しており、早期の収益改善は待ったなしの状況で、抜本的な構造改革に取り組んでいます。

 再生・細胞医療・遺伝子治療の分野は、自社臨床開発プロジェクトは中止しましたが、さらなる市場拡大が見込まれている領域であり、支援産業として引き続き取り組みを続けてまいります。さらに、2050年のありたい姿である「長期ビジョン2050」でお示ししたように、従来のHuman HealthからPlanetary Healthへ活動範囲を広げます。当社は、拡大するニーズを捉えて持続的に収益を生み出す構造に転換しつつ、バイオテクノロジーにしかできない地球規模の社会課題解決に貢献していきます。

 

 当社にとって将来の飛躍に向けた変革の時です。社員一人ひとりの力を結集し、この変革に挑んでまいります。

 皆様におかれましては、今後ともご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。

 

   2026年6月

タカラバイオ株式会社 

代表取締役社長

 宮村 毅