
2025年6月24日付で、代表取締役社長に就任いたしました宮村毅です。
タカラバイオグループは、「遺伝子治療などの革新的なバイオ技術の開発を通じて、人々の健康に貢献します」という経営理念のもと、遺伝子工学・細胞工学技術をコアコンピタンスとし、独自の基盤技術開発を進めながら、ライフサイエンス研究支援分野や健康・医療関連産業支援分野を事業領域として、世界中に事業展開しています。
当社を取り巻く環境は、世界的にライフサイエンス研究市場が低迷し、厳しい状況が続いておりますが、その中においても、「中期経営計画2025」のもと、これまで、試薬・機器事業、CDMO事業、遺伝子医療事業の3つの事業に投資し、挑戦し続けてきました。2025年に入り、Curio Bioscience社およびViSpot社をグループに迎え入れ、また、NY-ESO-1・siTCR®遺伝子治療(TBI-1301)プロジェクトにおいては、環境の変化に柔軟に対応し計画を最適化するなど、成長に向けた基盤は整ってきたと考えております。今後は、スピード感をもってこれらを収益化し、2026年度より始まる次期中期経営計画に繋げたいと考えています。また、健康をはじめとするサステナビリティを巡るさまざまな社会課題に取り組み、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的な成長の両立を目指したサステナビリティ経営の推進にも挑戦してまいります。
タカラバイオグループは、今後とも積極的な事業活動により新たな価値を創造し続け、持続的な成長を目指し、ライフサイエンス産業のインフラを担うグローバル・プラットフォーマーとして社会へ貢献してまいります。
皆様におかれましては、今後ともご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。
2025年6月
代表取締役社長
宮村 毅