冷凍試薬の海外向け輸送における新たな取り組みについて
～ドライアイスを使用しない専用保冷箱による環境負荷低減と安定輸送を実現～

　タカラバイオ株式会社は、このたび、研究用試薬の海外向け冷凍輸送において、従来のドライアイスに代わる保冷剤を使用した高性能専用保冷箱（パナソニック株式会社製　VIXELL）での新たな輸送方式を、国際輸送業者である株式会社日新を通じて導入しました。

　

　本輸送方式は、当社による国際輸送テストの結果、当社の品質を保つための条件をクリアしていることを確認しています。高性能専用保冷箱の導入により、海外向け輸送時に使用するドライアイスの量を従来比で約50%削減することを目指します。
　この取り組みにより、ドライアイス使用量の削減による環境負荷の低減、昨今のドライアイスの供給不足や価格高騰といった課題への対応、また製品の安定供給体制の強化といった効果が期待できます。

 

　当社は、基礎研究から産業応用まで、幅広い用途に応じた研究用試薬の海外展開を米国、欧州、中国をはじめグローバルに提供しています。今後も、環境に配慮した持続可能な物流体制の構築に取り組み、より一層の当社製品の安定供給を推進していきます。

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