タカラバイオ株式会社は、Repertoire Genesis株式会社(以下、Repertoire社)よりTCR/BCRレパトア解析関連特許等を譲り受け、従前より提供しているレパトア解析サービスを拡充します。

 

 今般、Repertoire社が本年6月13日に営業を終了することに伴い、TCR/BCRレパトア解析関連特許並びにソフトウェア等を譲り受ける契約を締結しました。譲り受けた特許等を活用したレパトア解析サービスは、本年7月より提供を開始します。

 

 レパトア解析は、免疫システムの一部であるT細胞やB細胞の表面に発現する受容体(TCR/BCR)の配列やその多様性を、次世代シーケンサーにより解析する技術です。体内で起きている免疫応答を解析するための重要なツールであり、がんや自己免疫疾患等の研究に広く利用され、新しい治療法や診断法の開発に役立てられています。

 

 今回譲り受けた特許は、多様性のあるTCR/BCR配列を、Adaptor-Ligation PCR法(AL-PCR)によりPCRバイアス~{(注1)}をかけることなく均一に増幅し、増幅された遺伝子を、AL-PCRに特化した専用解析システムを用いて解析する技術をカバーしています。特に、ポイントミューテーション~{(注2)}が発生するBCRレパトア解析において正確な解析が可能であり、TCR/BCRの高速高精度な解析が可能です。

 

 当社は、従前より自社のSMARTer®技術を活用したレパトア解析関連製品・サービスを提供していますが、同解析関連技術を拡充することにより、より一層多様な顧客ニーズに対応できると考えています。今後も、創薬分野への応用が期待できる、高付加価値の遺伝子解析サービスを提供していきます。

 

 なお、本件による2025年3月期の当社連結業績への影響は軽微です。

 2026年3月期の連結業績への影響は精査のうえ、5月に発表予定の業績予想に織り込みお知らせします。

 

【Repertoire Genesis株式会社について】 

名称

Repertoire Genesis株式会社 (レパトア ジェネシス)

本社所在地

大阪府茨木市彩都あさぎ7-7-15 彩都バイオインキュベータ402号

代表者

代表取締役社長  市川 満寿夫

資本金

1億円

設立

2014年10月14日  ※営業終了日:2025年6月13日

事業内容

免疫多様性解析を基盤とした、新規診断法/治療法の開発支援

– 非バイアス 次世代 T細胞受容体/B細胞受容体 レパトア解析

– ネオエピトープ解析

<語句説明>

(注1) PCRバイアス

PCRにおいて、特定のDNA配列が目的配列よりも優先的に増幅される現象です。

 

(注2) ポイントミューテーション

DNAまたはRNAの塩基配列中の塩基が別の塩基に変ったり、或いは失われたりする現象で、タンパク質の構造や機能に大きな影響を及ぼす可能性があります。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970

  • ニュースリリースに記載された情報は発表日現在のものです。最新の情報と異なることがありますのでご了承ください。
  • 製品の画像はイメージです。また、製品の仕様・価格、サービス内容、お問い合わせ先などの情報は、予告なしに変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
  • 資料中の当社による現在の計画、見通し、戦略、確信などのうち、歴史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しであり、これらは現時点において入手可能な情報から得られた当社経営陣の判断に基づくものですが、重大なリスクや不確実性を含んでいる情報から得られた多くの仮定および考えに基づきなされたものです。実際の業績は、さまざまな要素によりこれら予測とは大きく異なる結果となり得ることをご承知おきください。実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、特に消費動向、為替レートの変動、法律・行政制度の変化、競合会社の価格・製品戦略による圧力、当社の既存製品および新製品の販売力の低下、生産中断、当社の知的所有権に対する侵害、急速な技術革新、重大な訴訟における不利な判決などがありますが、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。