タカラバイオ株式会社は、脳指向性に優れた新しい遺伝子治療AAV(アデノ随伴ウイルス)ベクター「CereAAV~{TM}」を用いた受託製造サービス(本サービス)を、本日より開始します。
「CereAAV~{TM}」は、当社が独自に開発した脳への指向性が非常に高い遺伝子治療用ベクターです。霊長類モデル動物(マーモセット)を用いた検討では、静脈内投与において、AAV9~{※}と比較して20倍以上脳への指向性が高いことを確認しています。
このたび、当社は、「CereAAV~{TM}」に興味を持つ製薬企業、大学、研究機関等が、自身の研究施設等において脳への指向性等を評価するために、蛍光遺伝子を搭載した「CereAAV~{TM}」を受託製造により提供します。また、疾患モデル等の検討にも利用できるよう、任意の遺伝子を搭載した「CereAAV~{TM}」についても受託製造にて対応します。
現在、ウイルスベクターを含む多様なモダリティに対応するため製造設備を拡充しており、本サービスから発展して、将来的に「CereAAV~{TM}」を用いた脳疾患等に対する臨床試験が実施される場合においても、対応できる体制の整備を進めています。
当社は「CereAAV~{TM}」を含む創薬技術開発に引き続き注力し、開発した技術を幅広く提供することで人々の健康に貢献していきます。
※AAV9…AAVの一種で、血液脳関門を透過して脳に移行すると言われています
【本サービスの詳細】
【関連ニュースリリース】
「新規脳指向性遺伝子治療用ベクター“CereAAV~{TM}”を開発」(2022年4月19日)
https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/newsr_22m0419ueEW8skpm3b.html
【お問い合わせウェブサイト】
https://www.takara-bio.co.jp/research/support/jutaku/index.php
この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
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