タカラバイオ株式会社は、静岡県立大学、かげやま医院ならびにべっぷ腎・泌尿器クリニックとの共同研究で行ったイソサミジンに関する研究成果を、第22回日本排尿機能学会で発表します。
 

学 会 名 第22回日本排尿機能学会
発 表 日 平成27年9月10日
会  場 京王プラザホテル札幌(札幌市)
演   題 過活動膀胱症状を有する男女に対するボタンボウフウエキスの臨床効果
内  容 排尿障害のある男性を対象に、イソサミジン含有ボタンボウフウエキスとノコギリヤシ果実エキスの配合品の有効性試験を実施した。その結果、4週間の摂取において、夜間排尿回数の低下や残尿量の減少などが認められ、本配合品に排尿障害改善作用があることが確認された。本結果ならびにすでに実施した女性を対象にした試験結果とあわせ、イソサミジンが排尿障害に対して有用であることが示された。

 
当社は、ガゴメ昆布「フコイダン」や明日葉「カルコン」など、日本古来の食品素材にこだわって、その機能性を明らかにしてまいりました。今後もボタンボウフウ「イソサミジン」など機能性食品素材について、さらに研究開発を進めてまいります。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970

<参考資料>

 

【語句説明】

 

イソサミジン

屋久島原産のボタンボウフウに特徴的かつ豊富に含まれる低分子化合物です。ボタンボウフウは、日本では本州以西から沖縄までの海岸沿いに生育するセリ科の食用植物で、民間療法にて感冒、咳止め、滋養強壮などに用いられてきました。当社はボタンボウフウを自社(鹿児島県)および契約農場で栽培しています。

 

ノコギリヤシ

ノコギリヤシは北米原産のヤシ科の植物で、その果実には遊離脂肪酸やステロールが含まれます。