タカラバイオ株式会社は、味の素株式会社が開発した、細胞培養用培地「StemFit®」AK02Nを本年10月1日より販売いたします。
 
本製品は、味の素株式会社が京都大学iPS細胞研究所と共同で開発した再生医療の臨床研究用培地「StemFit®」AK03をベースにした基礎研究用培地です。培地交換の頻度少なく、簡便に、安価に、iPS/ES細胞を増殖させることが可能です。
 
当社グループは、今後とも、近年ニーズが高まっている幹細胞分野の製品ラインナップを拡充し、業績拡大を目指します。

 

【製品概要】

 

製品名 容量 製品コード 希望小売価格
(税別)
StemFit®AK02N 1Kit AK02N 35,000円

 

本製品は臨床研究には使えません。

製品の詳細やご購入については当社営業部営業企画担当(TEL:077-565-6972)までお問い合わせください。

この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970

<参考資料>

 

【語句説明】

 

iPS細胞

体細胞に、数種類の遺伝子を導入することなどによって分化多能性が誘導された細胞のことです。2006年に京都大学山中伸弥教授らのグループにより、この現象が発見され人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cells :iPS細胞)と名付けられました。iPS細胞は、ES細胞とほぼ同等の分化多能性を示すことから、薬剤開発、種々の疾患の病態解明や再生医療への応用が期待されています。

 

ES細胞

ES(Embryonic Stem:胚性幹)細胞は、初期胚より樹立され、分化多能性を維持したまま半永久的に増殖させることができると言われています。これまで多くの再生医療関連の基礎研究がES細胞を用いて行われています。

 

幹細胞

他の種類の細胞へ分化できる能力と分裂増殖を経ても未分化な細胞を維持できる自己複製能を有する細胞のことをいいます。中でも多種類の細胞へ分化することができる幹細胞を多能性幹細胞といい、再生医療への応用が期待されているES細胞やiPS細胞などが含まれます。