医療機関からの細胞加工受託が可能となる特定細胞加工物製造許可の取得について

当社は、厚生労働省近畿厚生局より、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に規定された特定細胞加工物製造許可を本年5月12日付で取得いたしましたので、お知らせいたします。
 
昨年11月の本法律の施行により、これまで医療機関でしか認められていなかった特定細胞加工物製造の企業などへの外部委託が可能となりました。今般、当社は、滋賀県草津市にある遺伝子・細胞プロセッシングセンターにおける特定細胞加工物製造許可（有効期間：平成27年5月12日から平成32年5月11日まで）を取得しました。
 
今般の許可取得により、当社は医療機関より細胞加工の受託が可能となります。当社は、遺伝子治療及び細胞医療の臨床開発やがん免疫療法のクリニック支援サービスで培ってきた細胞加工などの技術に加え、細胞の安全性検査や品質検査を行い、ワンストップで細胞加工受託サービスを提供し、バイオ産業支援事業の更なる収益向上をはかります。

＜参考資料＞

 
【語句説明】

 

特定細胞加工物

細胞加工物とは、人または動物の細胞に培養や遺伝子導入などの加工を施したものをいいます。特定細胞加工物は、再生医療・細胞医療などに用いられる細胞加工物のうち、再生医療等製品に該当しないものをいいます。 

 

再生医療等の安全性の確保等に関する法律

医療として提供される再生医療などについて、細胞の採取などの実施手続き、再生医療などを提供する医療機関の基準、細胞を培養・加工する施設の基準などを規定し、安全性などを確保するために定められた法律で、平成26年11月25日に施行されました。