タカラバイオ株式会社は、ヒトiPS細胞由来膵β細胞に関する研究成果を第15回日本再生医療学会総会(本年3月17日~19日開催、大阪国際会議場)の当社展示ブース(大阪国際会議場3階、小間番号S-6)およびCiRA/ISSCR 2016 International Symposia(京都大学iPS細胞研究所/国際幹細胞学会国際合同シンポジウム、本年3月22日~24日開催、京都大学)にて発表いたします。
膵β細胞は、膵臓の膵島細胞に存在する細胞で、血糖値に応じてインスリンを血中に分泌する働きをします。この膵β細胞の働きが弱くなり、インスリンの分泌量が減ると、糖尿病につながることが知られています。当社の子会社である旧Cellartis社(現Takara Bio Europe AB社)は、iPS細胞から作製した膵β細胞を糖尿病の機能解明などの研究分野や糖尿病治療薬の創薬分野に利用するため、その製品化を進めてまいりました。現在、本製品のテストサンプルを研究者に提供し外部評価を実施しており、これら評価結果をふまえて、近日中に本製品の発売を予定しています。
当社は、幹細胞研究分野を注力分野と位置づけ、当該研究領域を支援する製品・サービスを開発し、事業拡大を図ってまいります。
この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 広報・IR部
Tel 077-565-6970
<参考資料>
【発表概要】
学会名 | CiRA/ISSCR 2016 International Symposia (京都大学iPS細胞研究所/国際幹細胞学会国際合同シンポジウム) |
演題名 | Beta-cells generated from human pluripotent stem cells to be used in in vitro applications (参考邦訳演題: ヒトiPS細胞由来膵β細胞の有用性) |
日時 | 3月22日(火) 17:15~18:15 |
セッション名 | ポスターセッション1 |
場所 | 京都大学百周年時計台記念館 |